搭載設備とセットアップ
slottingtool-settingCNC旋盤やマシニングセンタ、スロッター盤など設備環境に応じたセットアップ方法を紹介

スロッティングツールが使える設備
レヴ スロッティングツールは一般的なNC旋盤、マシニングセンタのツーリングとして使用できます。 NC旋盤の場合、設備に必要な性能としてはC軸制御機能が必要となります。 角度維持に必要とされる力はサーボロックで十分で、特別なブレーキの追加などは必要としません。 マシニングセンタで使用する場合は主軸の『主軸オリエンテーション』機能が有効な設備である必要があります。
また従来型のスロッター盤へスロッティングツールを取り付けて、工具交換の合理化と加工の安定を図ることもできます。 設備のY軸制御機能はあっても無くても使用できます。 Y軸機能がある設備ではBTホルダをそのままボーリングバーホルダにクランプします。 Y軸機能が無い設備では偏芯ブッシュを併用するBTAシステムを導入することで、精密な溝位置の調整が可能となります。 メーカ実験によると、スロッティングによる加工負荷は幅20mmのキー溝加工において、同素材へのφ14ドリル穴あけと同程度であるとされています。
剛性と精度の高い設備ではより良好な加工結果が期待できますが、一般的なスペックの設備で一般的に要求されるキー溝加工に対応ができます。

- CNCタレット旋盤(Y軸有)
- CNCタレット旋盤(Y軸無)
- CNC正面くし刃旋盤
- ターニングセンタ

- 縦型マシニングセンタ*
- 横型マシニングセンタ*
- タッピングセンタ*
*すべて主軸オリエンテーション機能前提

- 従来型摺スロッター盤
スロッティングツールの取り付け方法
スロッティングツールは加工対象の精度で製作された①インサート(IN)と各サイズ専用に設計された②ホルダ(UT)の組み合わせが基本になります。③インサート止めねじ(VN)はホルダ購入時にセットされていますが、補充用として単品購入も可能です。 Y軸制御可能なNC旋盤ではそのままボーリングホルダにサイドロックでツールを固定します。
Y軸制御の無いNC旋盤では④偏芯ブッシュ(B)をスリーブとして併用します。この偏芯ブッシュによってY軸の精密な調整が可能です。 主軸オリエンテーション機能のあるマシニングセンタもしくはターニングセンタの工具主軸に取り付ける場合は、角度位置を確認するため⑤アライメントプレート(PN)を使用します。BTやHSK、CAPTOなどの工具主軸に対応するサイドロックホルダを用意し、サイドロックホルダに直接②ホルダ(UT)を固定します。 従来型のスロッター盤に取り付ける場合は角シャンクで取り付けるケースが多いです。
このため⑥角シャンク変換アダプタ(AD)を併用します。⑥角シャンク変換アダプタ(AD)に②ホルダ(UT)を取り付ける際に適切な角度を維持するための⑦タイミングピンはホルダに同梱されています。
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