BRIGHETTI スロッティングツールslottingtool

旋盤・マシニングセンタでキー溝、四角穴、六角穴、スプラインなど様々な形状の加工に対応する工具

BRIGHETTI スロッティングツール

取り扱いラインナップ

CNC旋盤やマシニングセンタでキー溝の加工ができるとご好評頂いております、ブリゲッティ スロッティングツールの取り扱いラインナップが広がりました。

モータライズドツール

キー溝巾は12mmより大きいものもカタログ掲載、スロッティングによる四角穴や六角穴の加工用工具もご覧頂けるようになりました。 更に量産加工時の加工時間短縮用に、複合旋盤のミーリング機構を利用したモーターライズドツールも受注製作承っております。

ご利用の際の注意点

スロッティングツールのご利用の際は下記の点にご注意下さい。

  1. 主軸の固定

    CNC旋盤で使う場合、主軸を固定(C軸、サーボロック等)する機能が無いと、加工中にワークが動いて溝巾が広がる可能性があるので使用できません。マシニングセンタで使用する場合も同様に主軸を固定する必要があります。

  2. シャンクの長さ

    マシニングセンタでサイドロックのホルダに付けて使おうとする時にシャンク部分が長過ぎて鍔部分に突き当てができない場合があります。その際にはシャンクを合うように切断して突き当てできるようにしてご利用下さい。短いシャンク仕様も特殊品として受注製作承っております。

  3. 四角穴、六角穴加工をする場合は下穴を対辺より大きくする

    四角穴、六角穴加工をする場合、加工方法上、刃物が当たらない部分が出る為、下穴を対辺より大きくする必要があります。故に加工後の対辺にRが残ります。この工法でワイヤー放電で加工したような正確な四角形、六角形を加工することは不可能です。

キー溝加工用工具 選定時の確認ポイント

  1. 図面指示の溝巾に、インサートの寸法が合うかどうか確認してください。

    この工具はインサートの巾がワークに転写されるという考え方になっています。左右に工具を振って溝巾を広げる使い方は推奨しておりません。例えばIN-6-H7は6mm巾H7公差用で、インサートの磨耗を考慮してインサートはH7公差の上限値+0/−0.012に仕上げてあります。表にないサイズも特殊品として承っております。ワーク図を基にお問い合わせください。

  2. 溝の径方向深さ(x方向、以下DR)がインサート寸法のL6以下かどうか確認してください。

    L6よりも深い(大きい)場合、特殊インサートと特殊ホルダでの検討が必要になります。

  3. 溝の長さ(z方向)がホルダのL1部分より2mm以上短いかどうか確認してください。

    もっと長い加工長さが必要な場合は特殊ホルダの検討が必要になります。

商品ラインナップ

CNC旋盤用システム

スロッティングツールはY軸調整機構の無い機械でも使用できるように偏芯ブッシュを用意しています。 このブッシュは焼き入れ研磨仕上げを行っています。 スロッティング加工においてワークと工具の軸が完全に一致していることは、とても重要です。 しかしながら工具やワークの取り付け時のずれにより軸ズレをゼロに抑えることは困難です。 この問題を解決する為に偏心ブッシュが開発されました。 偏芯機構により±0.5mmのY軸調整が行えます。0.03mm刻みの目盛りがついており、1回目の加工結果を基に正規の位置へ調整することができます。 もちろん機械側でY軸調整ができる場合にはこのブッシュは必要ありません。

CNC旋盤への基本的な取り付け方

  1. インサートをホルダにトルクスねじで取り付けます。
  2. ホルダを偏芯ブッシュに挿入し、偏芯ブッシュ端面に彫られた目盛の「ゼロ」とホルダに彫られた白いノッチを合わせます。それからホルダ固定ねじを締めます。
  3. ホルダに偏芯ブッシュを組み付けたものを旋盤のボーリングバーホルダに取り付けます。 まずシャンクのDカット部に彫られた「センタリング溝」を先端球状セットスクリュで軽く締め込みます。 その後平先セットスクリュを締め込みます。

確認と調整

加工後にキー溝の位置を確認する方法の一つとして、ブロックゲージを使う方法があります。 キーの代わりに溝にはめこんで内径側壁との距離が左右均等になっているか確認します。

Fig1に示す正常な例では、左右均等に測定値8.50mmになっています。 Fig2では、測定値は一方は 8.35mmであり、もう一方は8.65であり、0.15mmの芯ズレが生じているため、補正する必要があります。

偏心ブッシュを使って位置合わせ誤差を補正する

芯ズレを補正する必要がある場合は、次の操作を実行します。

  1. まず、ボーリングバーホルダにツールを固定している平先のセットスクリュを緩め、偏心ブッシュの鍔側面に位置するセットスクリュを緩め、偏心ブッシュを偏りと反対側に回します。この機能でY軸の±調整します。
  2. ブッシュの鍔側面に配置されたセットスクリュを元に戻し、続いてボーリングバーホルダのすべてのセットスクリュを締めます。

この手順通りに調整を実施して下さい。 上記の参考例では、アライメントを矯正するために偏心ブッシュを5目盛り分回転させる必要がありました。

マシニングセンタ/CNCフライス盤用システム

スピンドルに精密角度割出機能を持たないマシニングセンタやフライス盤に、スロッティングツールを正しく取り付ける為にアライメントプレートを準備しております。高精度に仕上げられたこのプレートをインサートの代わりにホルダに取り付けてダイヤルゲージを当てて位置を確認します。 工具と加工物の軸が合うように工具の取り付け方を調整します。

マシニングセンタ/CNCフライス盤への基本的な取り付け方

  1. 直接サイドロック(ウェルドン)ホルダに取り付けてください。(内部給油対応ホルダを推奨します)
  2. 主軸割り出し位置(例 ファナックM19)にセットします。
  3. アライメントプレートを取り付けてダイヤルゲージや測長機でアライメントプレートの側面を計測し、溝加工位置に対して平行が出るまで調整します。
  4. 調整完了後ホルダをサイドロックのネジを締めて固定します。アライメントプレートを取り外し、インサートを取り付けます。

CNCのプログラミング

ツールの操作のためのCNCマクロプログラムを準備しています。

ブリゲッティ スロッティングツール CNCのプログラミング

スロット加工用システム

ブリゲッティ スロッティングツール スロット加工用システム

スロッティングツールはマシニングセンタやCNC旋盤だけではなく、スロッター盤や型彫り機などの専用機でも使用されています。 標準のバイトは丸シャンクになっていますが、これらの機械では角シャンク仕様である場合があるので、角シャンクに変換するアダプタをご用意しております。

スロッター盤への取り付け方

  1. ホルダにインサートをトルクスねじで取り付けます。
  2. ホルダをアダプタに差し込み付属のねじで締め付けます。
  3. アダプタを機械に取り付けます。
ブリゲッティ スロッティングツール 

様々な加工への適用

ブリゲッティ スロッティングツール 様々な加工

スロッティングツールでは、1か所のキー溝加工だけではなく、複数箇所の溝加工にも使用されています。 平行キーだけでなくテーパキー、逃げ溝あり/なし、角部に面取りを追加したものなども製作できます。 四角形、五角形、六角形の穴やインボリュートの歯を実行することもできます。

非常に大きなキーハウジングを実行する必要がある場合は、粗加工と仕上加工の2工程で加工することをお勧めします。 工具に過大なストレスがかかるのを避け、精度と表面仕上げを同時に向上させることができます。

特殊ホルダとインサート製作の一例

ブリゲッティ スロッティングツール 特殊ホルダとインサート

特殊形状・寸法の工具の製作もおこなっております。お気軽にお問い合わせください。

内径キー溝加工用ホルダ&インサート

内径キー溝加工用ホルダ&インサートについては別ページにて詳しくご紹介しております。

ねじ部品

先端球状タイプセットスクリュ

CNC旋盤のボーリングホルダに偏心ブッシュを取り付ける為に使用します。この形状により偏心ブッシュによる位置決め精度の調整がより簡単になります。

ブリゲッティ スロッティングツール 先端球状タイプセットスクリュ

インサート固定用ねじ

交換部品としてインサート固定用ねじを準備しています。

ブリゲッティ スロッティングツール インサート固定用ねじ

加工のポイント

下記を参考に加工結果を確認しながら調整してください。

加工条件の目安(条件表)

被削材 刃物台送り(mm/min) 1回当たりの取り代(mm)
アルミニウム 12,000 0.15~0.20
鋳鉄・S40C 7,000 0.05~0.12
ステンレス鋼 5,000 0.03~0.05

ツールパスについて

スロッティングツール 参考ツールパス

  1. 加工開始・z送り

    z方向へ10~15㎜、x方向へ0.2㎜オフセットした位置を加工開始点とします。
    z方向へ5~12m/minの速度で送り切込を開始します。 (※詳細は条件表を参照下さい。)

    ブリゲッティ スロッティングツール ツールパス1
  2. x方向退避

    z方向切込後、x方向へ0.2㎜退避させます。

    ブリゲッティ スロッティングツール ツールパス2
  3. z方向退避

    z方向へ退避させます。(早送り可)

    ブリゲッティ スロッティングツール ツールパス3
  4. x方向切込

    x方向へ片肉0.03㎜~0.20㎜切込みます。 (※詳細は条件表を参照下さい。)

    ブリゲッティ スロッティングツール ツールパス4
  5. 加工サイクルの繰り返し

    設定した溝深さを得るまで(1)~(4)のサイクルを繰り返して下さい。

    ブリゲッティ スロッティングツール ツールパス5
  6. 加工完了 ブリゲッティ スロッティングツール ツールパス6

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