ブリゲッティ ブローチツールbroachtool

小径六角穴、多角形を効率加工

BRIGHETTI スロッティングツール

ブリゲッティ ブローチツールとは

ブリゲッティブローチツールは下穴加工をしたワークに六角形/四角形になっている刃物(ブローチ)を押し込んで切りくずを奥に押しのけることで六角穴や四角穴の形状を得る為の工具です。旋盤加工時にはワーク回転、マシニングセンタで使用する際にはツール回転で使用します。

加工原理についての説明

ブローチツール 加工イメージ

下穴を空けたワークにZ方向から押し込むことで、切りくずを奥に押し込みながら加工します。 ツールにはベアリングが装着されていて、回転するワークに接触すると一緒に刃先も回ります。

刃先がツールの中心から偏心しているため、面で当たりながらも六角のうち1角に力をかけることで少ない力を一点に集中させて切削力を生み出しています。

回転しながら力のかかる点を順番に変えることによりプレスなどに比べると決して大きくはない旋盤のスラスト推力でも押し切り加工を行うことを可能にしました。

一般的にCNC旋盤で使用されるケースが多いですが、汎用旋盤や、ツールを回転させるボール盤やマシニングセンタで使用することも可能です。

奥側に押し込まれた切り屑の様子

奥側に押し込まれた切り屑の様子

ブローチツールの適さないワーク

  1. 精密な寸法、正確な形状の成形が要求される。

    ブローチツールはレンチを入れる為の六角穴/四角穴を加工する為の工法です。精密な寸法を再現することはできません。下穴の推奨値が六角の対辺よりも大きくなっている為、加工後の対辺にRが残ります。ワイヤー放電で加工したワークのような正確な六角穴/四角穴加工を得ることはできません。

    ブローチツールの適さないワーク1

    対辺にRが残っている四角穴加工後のワーク

    ブローチツールの適さないワーク2

    対辺にRが残っている六角穴加工後のワーク

  2. 下穴深さギリギリまで六角穴加工が要求されている。

    ブローチツールでは切り屑が奥に押し込まれていく為、切り屑を逃がす為のスペースが必要になります。ドリルの肩まで六角穴加工を、という図面指示の場合、ブローチツールを使用することはできません。プレス加工を検討されたほうがいいでしょう。

    下穴深さの目安と加工深さ

    下穴深さの目安と加工深さのイメージ

    下穴加工と六角加工後のイメージ

    下穴加工と六角加工後のイメージ。赤線は六角穴に対して5%大きくした場合

  3. ブローチのL1寸法(カタログに記載)より長い六角穴/四角穴加工が要求されている

    ブローチツールはホルダの芯とブローチ(刃物)の芯が刃先で交わる設計になっています。刃物を長くしてしまうと交点と刃先がズレてしまう為加工が成立しません。故にブローチのL1寸法を超える長さ(深さ)の加工にはブローチツールは使用できません。ブローチ盤やワイヤー放電加工を検討したほうがいいでしょう。

ホルダの選定について

ホルダ選定ワンポイントアドバイス

  1. 加工したい多角形穴の最大サイズを確認する

    ホルダによって対応できるサイズが異なります。加工したい最大のサイズを確認して下さい。
  2. 加工したい多角形穴の深さを確認する

    同じサイズの多角形穴でも、ホルダによって対応できる深さが異なります。また形状によっても加工有効長が異なります。例えば「六角穴の対辺5㎜で5㎜深さを加工したい」などの具体的な対象を確認して下さい。

  3. 国内在庫の標準品に該当があるか確認する

    ポピュラーサイズは日本国内に在庫があります。国内在庫品を選定すると、納期や価格面で大きなメリットがあります。国内在庫品以外のホルダはイタリアからのお取り寄せ、もしくは製作になります。
  4. 搭載する設備で許容できる工具突出長を確認する

    ホルダ毎に工具突出長やシャンクサイズ・重量が異なります。搭載予定設備とのマッチングを確認して下さい。

ブローチツールのホルダには切り屑を奥に押し込んでいこうとする力(スラスト推力)に耐える為のベアリングが内蔵されています。ホルダの型式の数字(G16,G12Bなど)が大きくなるほどより大きなベアリングが内蔵されています。更にブローチ(刃物)のシャンク部分も太くなっておりより剛性が高い作りになっています。搭載を予定している機械の懐の大きさと重量制限が許す限り、より大きなホルダを使用することが推奨されます。

ホルダの推奨順位 G16型>G12型>G12B型>G8型

G12Aを使用するのはどんな時?

ブローチツール G12A

G12シリーズで弊社がメインで取り扱っているのはG12B型になります。それはシャンクサイズが日本の工作機械にあっていること、ボディの大きさが大きすぎず小さすぎないという特徴故になります。G12シリーズにはG12Aという他のホルダと少し形が異なるホルダがあります。G12Aは他のG12シリーズと同じような加工に加え、下図のように深い穴の底部分に加工をする、という特殊な用途向けに使用されます。このような用途で使用しない場合にはG12Bを推奨します。

ブローチツール G12シリーズ ワークサンプル1
ブローチツール G12シリーズ ワークサンプル2

ブローチ(刃物)の選び方

ブローチツールは刃物の寸法精度がそのままワークに転写されるという考え方に基づいて設計されています。刃物の製作公差についてはカタログの”A”部分を参照してください。この表に無いサイズ、公差指定品、六角形や四角形以外の形状も特殊品として承っております。お気軽にご相談ください。標準品は切れ味重視のノンコートハイスとなります。

多角形穴用ブローチ

トルクス、トルクスプラス用の刃物も準備しています。

トルクス、トルクスプラス用の刃物

カタログダウンロード

ご相談、お問合せはこちら

フォームが表示されるまでしばらくお待ち下さい。

恐れ入りますが、しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合は、こちらまでお問い合わせください。