BENZ モータライズドスロッティングユニット
motorized slotting unit複合旋盤で効率的にスロッティング加工を行うためのユニットです。
BENZ LinA4.0とは
旋盤やマシニングセンターなどの切削加工機でキー溝や多角形穴、スプラインなどを加工するスロッティングツール。 モーターライズドスロッティングユニット BENZ LinA4.0はこのスロッティング加工を複合旋盤でより効率的に行うためのユニットです。
タレットを摺動させてのスロッティング加工と比べ、おおよそ3~6倍程度の速度で加工が完了するため、量産部品のスロッティング加工やスプラインやセレーションなどの多歯形状の加工も効率良く行えます。
BENZ LinA4.0は複合旋盤のミーリング軸の回転を4ストロークのリニア運動に変換するユニットで、モーターからの回転を内部のメカニカル機構によって、スロッティング加工に必要な下記の4つのツールパスに変換してくれます。
- 高速Z送り
- X軸退避
- Z軸高速退避
- X軸原点復帰
また、4つのパスを自動で繰り返してくれるので、加工プログラムも簡易化できます。
専用の先端工具、プリズムホルダを交換することでキー溝、六角穴、四角穴、スプライン、セレーションなど様々な溝形状の加工に対応できます。
また、回転方向を制御することで内径加工・外径加工のどちらにも対応します。
BENZ LinA4.0の選定方法
BENZ LinA4.0は複合旋盤用のユニットなので、搭載する複合旋盤のタレット形状に合わせてユニットを設計製作します。 基本仕様としては32㎜ストロークのGSタイプと51㎜ストロークのGSLタイプの2種類があります。
ユニットの選定にあたっては対象となるワーク図と搭載を検討している設備の情報を山田マシンツールにご連絡下さい。複合旋盤用ホルダとスロッティングツールの取り扱い経験が豊富な山田マシンツールのセールススタッフが導入をサポートします。
ユニット本体はドイツBENZ社で製造し、プリズムホルダ・スロッティングインサートはイタリアBrighetti社からの供給となります。
参考例:中村留精密工業製SC-100,
WT-100用32㎜ストロークユニット
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