BRIGHETTI スロッティングツール よくあるご質問FAQ
BRIGHETTI スロッティングツールについてよくあるご質問をまとめました
スロッティングツールについて
- どのような機械で使われていますか?
主にCNC旋盤で使用されています。MCで使うこともできます。
- ボール盤で使用できますか?
できません。
- マシニングで使用できますか?
機械の仕様によりますが使用できる場合もあります。加工中に主軸を固定する機能があることが必要になります。国内でも主軸オリエンテーションの機能を使って加工している実績があります。
- 一般的なCNC旋盤であればどの機械でも加工できるのですか?
全てのCNC旋盤で加工できるわけではありません。主軸が回らないように固定した状態で、切り込み量を1回ごとに増やしながら刃物台が動くというツールパスになります。機械によっては主軸が回らない状態で刃物も回らないと刃物台が動かないようになっている場合があります。事前に機械メーカー様へ貴社の旋盤の仕様を確認することをお勧めします。
- どんなツールパスになりますか?
ツールパスについての説明はこちらからご覧いただけます。ツールパスについて
機械によっては主軸が回らないと刃物台が動かないようになっている場合があります。事前に機械メーカーへ確認することをお勧めします。 - ワーク回転方向の固定に主軸ブレーキは必要か?サーボロックだけでも加工は可能か?
サーボロックのみで加工が可能です。国内外でサーボロックを使用した加工実績が多数あります。
- タレットが高速で前後するこの加工方法では旋盤のボールねじに負担がかかりませんか?
1パスあたりの取り代が少ないのでねじ切り加工(チェーシング加工)同様の負荷、と認識しています。ねじ切り加工を負荷のかかる加工と捉えるか否かはお客様によると思います。
- どのくらいの硬度までの被削材の加工実績があるのでしょうか?
HRC40以下のワークの加工に実績有。それより硬いものにも試したケースはあるが工具寿命が極端に短く交換頻度が多くなるので推奨しません。
- 加工はドライ加工ですか、ウエット加工ですか?
ウエット加工を推奨しています。Youtubeの動画では分かりやすく(見やすく)するためにドライ加工をしています。
- インサートの材質は何ですか?
合金(焼結合金:色々な種類の金属を砕いて合わせたもの)です。ハイスでもなく、超硬でもありません。
- 色々な溝巾の加工をしたいのですが、異なる溝巾のインサートに対して1本のホルダを兼用することはできますか?
できません。推す力に耐える為、インサートの巾に対してわずかに狭いホルダを各インサートごとに準備している為です。インサートのL2~4が同じサイズの場合での話ですが、例えば、IN-8をUT-6で使うことは理論上は可能です。しかし剛性が無い為想定外のエラーが出るので推奨しておりません。IN-14以上は例外です。
- Y軸を移動させることで溝を広げる動きをして、一つのインサートで異なる寸法を加工できますか?
推奨していません。物理的には可能ですが片当たりになるので逃げて溝がテーパになる、段差がつくなどという結果が出るようです。
- 寸法指定の特殊インサートは製作できますか?
最小ロットは何個ですか?特殊品も製作を承ります。基本的にはワーク図をお預かりしての検討となります。刃物製作公差の考え方が日本で多い中間値狙い+-公差ではなく、摩耗を考慮して上限値狙い0/-5μとなります。中間値狙い等が良い場合には狙い値を指示ください。特殊インサートの最小ロットは2個です。
- スロッティングツールは主軸に高い負荷がかかりませんか?
事例はありませんか?一例としてご案内します。森精機NL2000空運転時主軸負荷が30%S45C切込み0.05mm加工時で主軸負荷は35%でした。このお客様はキー溝加工はイメージに比べて機械への負荷がかからない加工と判断されました。
- 止り穴へ加工することはできますか?
加工できます。しかし通り穴のようにまっすぐ突くのではなく、終端で切りくずを飛ばす為に45°切り上げるようにツールを動かす、奥に盗み溝を入れる、終端部分に横穴を開けるなどの工夫が必要となります。
- E9、JS9、P6規格のインサートはありますか?
標準品ではありません。特殊品扱いとなり最小2個ロットで承ります。
- インサートの先端角度が、90°ではなく、45°もありますか?
標準品にはないので特殊品での製作となります。ワーク図をお送りください。
- スプライン加工は対応できるか?
仕様によりますが、実績があります。ワーク図、被削材の硬度、種類の情報、希望シャンクサイズを基にお問い合わせください。
- 樹脂への加工は可能でしょうか?
POM,ジュラコンなどであれば実績があり可能です。
- 海外での量産加工への採用実績はありますか?
1週間毎日24時間の連続加工で使用しているユーザーが複数あります。
- 量産加工に使用する場合の注意点はありますか?
標準品のホルダは汎用性を持たせるためにシャンクの突き出し量が長めに設定されています。当然ビビりやすくなるため、量産加工に使用する場合には必要な加工長さにあわせてシャンクの長さを短くしたものを提案しています。加工時間がネックとなる場合があるので、その場合にはモータライズドツールを推奨します。
- インサートの留めねじは市販品でも使用できますか?
純正品をお使いください。部品として1個単位で販売しております。市販品で適用できるものの有無については把握しておりません。
- IN-20や25などの広い溝を削る時には粗加工(狭い溝を加工する)が必要ですか?
粗加工無しでも加工できますが、1回あたりの取り代を少なくする必要が出てきます。粗加工をすると、IN--20や25の工具寿命の延長が期待できます。加工時間や初期投資との兼ね合いによるのでお客様側での判断になります。
- インサートの再研磨を依頼できますか?
出来ます。但し、元々の製作公差が狭いので摩耗の進行具合によっては1回も再研磨できないケースも少なくありません。
- スロッターで使いたいのだが、角バイト仕様はありますか?
標準の丸シャンクを差し込んで角バイト仕様に変換するアダプターがあります。
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