mpc グリペックスgrippex
設備改造・径調整不要なバープラー
グリペックスとは
グリペックスはクーラントの圧力を使って材料をチャックから引出したり、加工が終わったワークを搬送したりする為に使用されます。特許取得済みの独自の機構により、低いクーラント圧で強力な把握力を持っているのが特徴です。
機能原理
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1
グリペックスは旋盤のクーラントシステムで動きます。
クーラントONでワークをクランプし、クーラントOFFで爪を緩めます。
許容される最大クーラント圧力
グリペックスラージ、20 bar; グリペックススモール、15 bar; グリペックススミニ 7bar。 -
2
クーラント液を供給した工具ホルダまたは直接VDIタレットに装着する。
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3
バルブ(解放用のハウジングのねじ)は、クーラントシステムが作動しているときに爪をすばやく開くことができます。爪の圧力降下を遅らせる逆止弁が設けられています。
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4
スピンドル内の適切なガイドパイプは、回転時の振動を防ぐだけでなく、引き出し時にバーの傾きすぎるのを防ぎます。
プログラム例
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1
グリペックスのタレットポジションを呼び出す
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2
バーのグリップ位置に爪を移動する
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3
バーをクランプするためのクーラントON
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4
ワークを掴んでいるチャック/コレットを緩めます
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5
プログラムされた送り速度でバーを特定の範囲まで引き出します
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6
ワークを掴むためにチャック/コレットを締めます。
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7
クーラントをオフにしてバーを解放する
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8
ツールチェンジをおこない、加工をスタート。
グリペックスの利点
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1
簡単なセットアップ – 対応範囲内であれば、ワーク径にあわせて調整する必要がない。
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2
コンパクトで軽い – 干渉しにくい小型サイズなので、隣接するタレット工具の位置を変える必要はありません。
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3
パワフル – 20bar圧力に耐えます。減圧弁の追加は不要です。
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4
グリペックスは高い圧力を必要としません。
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5
0.5バールから作動しています。9P の図を参照してください。
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6
チャックに非常に近く、短い位置でクランプすることができます。
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7
スピンドルおオリエンテーションを必要とせずに六角棒をクランプします。
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8
ロボットジョー付きピックアップユニットと同様に使用できます。
設計と取り扱い
ラージタイプはインサート方式です。インサートは、グリペックスが既にタレットに取り付けられていても交換することができます。HRC57の程度まで硬化されたインサ-トは長持ちします。 しっかり掴むことができるように、かつ交換が容易なように考えられたインサートのデザインです。
旋盤に逆止弁が装備されている場合のバルブ出口
グリペックス本体には調整可能なバルブが装備されています。 逆止弁付き機械でも使えます。 爪が開く時間を短くしたい場合には、ねじを緩めてください
仕様について
1.グリペックスラージ
仕様
シャンクを選択する
予備部品(アーム)
インサートとロボットジョー
2.グリペックススモール
仕様
標準シャンク
予備部品(アーム)
インサート
3.グリペックスミニ
仕様
シャンクを選択する
予備部品(アーム)
インサート
パフォーマンスチャート
バープーラーのパフォーマンスチャート
グリペックスラージ用ロボットインサート
ロボットのインサートは、グリペックスラージおよびグリペックススモールで使用されるすべてのアームに適しています。
インサートは独自のノウハウにより非常に小さい表面を掴んだり、奥側を飛び越して掴んだりするための特別なデザインになっています。
アプリケーション:たとえば、メインスピンドルとサブスピンドルでの傷をつけずにワークを橋渡し。
グリペックスラージ用ロボットのツメ
ロボットジョーは、グリペックスラージ、フィンガ8 660 99 020および8 660 99 017に適しています。
これらのツメは、長い直線状に表面を把持するのに便利です。安全な把持のために保持ネジより爪先の部分だけでワークを掴まないようにしてください。
グリペックスラージをシンプルなローダー/アンローダー用機構として使用し、ロボットの低コスト代替え手段として使われているケースもあります。サブスピンドルから完成部品をアンロードすることもできます。
把持範囲内であれば、調整することなく把持できます。ジョーをインサートに取り換えるだけで、加工途中の受け渡し用途以外に完成した部品のアンロードにも使えます。
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