ローレット(ナーリング)FAQ よくあるご質問knurling FAQ
ローレットについてよくいただくご質問をまとめました
FAQ よくあるご質問
- 難削材に加工できますか?
HRC32以下であれば殆どの材質は削れます。チタン、ステンレス、調質材等も問題ありません。
- テーパ外周にローレット加工は可能ですか?
ツールの角度をテーパに沿わせるように傾けるとテーパ角度35゜程度までは実績があります。長さ等も関連してくるので詳細はお問合せください。
- 中空(パイプ)材にローレット加工は可能ですか?
切削なので、基本的に垂直方向への負荷は転造よりも少ないです。肉厚1.0ミリにピッチ1.0ミリ(材質=炭素鋼)までは実績があります。
- 図面にモジュールとあるのですが?
モジュールとはピッチ円から外周までの距離で3.14倍するとピッチ換算になります。
図面表記ではm(小文字のエム)で表記されますので注意が必要です。 - 細い材料にもローレットが出来ますか?
最小径Ø1.5から実績があります。(Ø1.5にピッチ1.0のアヤ目の実績があります)
- ツールの動きについて教えてください。
一般のローレット加工と同じ様に、X方向から切込み開始、山が整った後にZ送りで削りながらローレット加工をします。
- ローレットホイールの材質は?
ハイス鋼です。超硬での製作はできません。
- セレーションやスプラインは削れますか?
山数や径の精度管理は非常に難しく、セレーションやスプラインに関しての実績は現在のところありません。
- 左右勝手をどうやって見分ける?
主軸側から見たワークの回転方向とホルダの向きを確認します。使っている旋盤についている他のツールが右勝手か左勝手か確認してみてください。
- アルミ・真鍮への使用はできるか
可能です。
- 平目(ストレート)が曲がってしまう。どうしたらいいか?
- 正しいツールパスの設定がされているか確認してください。→設定説明書FL
- ワークの端面からではなく、中間部にローレットを加工している場合はこちら→【図】捨て溝をつける
- 曲がりが加工方向に対しどちらに向いているかで芯高を調整します。(目が下に曲がる場合→芯高が低いので上げる、目が上に曲がる場合→芯高が高いので下げる)QUICK芯高調整説明資料
- x切込み時のカッタ当て幅が大きすぎる場合は適正な幅に調整してください。
- 撓み量を減らす為、ホルダ突出し量、ワーク突出し量を最小限にしてください。
- ホルダを最大15'(分)傾け、刃先を立てて切削力を上げてください。【図】15分傾ける
- ホイールの左右のつけ方がわからない
切削ホルダの場合ヘッドを自分に向けて、右がR、左がLです。 KFタイプで平目を加工する場合は右がL、左がRです。 転造ホルダの場合はヘッドを自分に向けて、右がL、左がRです。
- 転造ホイールのチャンファーあり・なしは選べる?
標準品はチャンファーありになります。チャンファー無しは特殊品として承ります。お問い合わせください。
- 特殊ピッチは製作可能か?
受注製作品として対応可能です。ピッチは0.1刻みが最小単位になります。
- 特殊外径のホイールは製作可能か?
仕様によっては製作可能です。仕様が判る資料をご用意の上お問合せください。
- 加工可能なワークの硬度は?
目安として切削、転造ともに引っ張り強度で900N/mm2以下のワークが対象です。基本的に焼入れ鋼や調質鋼等への加工はできません。
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