マサツール マイクロコニックシステムmasa tool

自動盤サブスピンドル用飛び越しチャック

マサツール マイクロコニック

マサツール マイクロコニックシステムとは

マイクロコニックシステムは自動盤の背面主軸用(サブスピンドル)のコレットチャックシステムです。 通常よりも簡単にクランプ力を数値調整できる小径用精密コレットと、最大直径4mmの段差を飛び越ししてクランプできる飛び越しチャック(オーバーグリップコレット)を使用できるシステムです。

このシステムを使用するためのカートリッジは通常のコレットと互換性のある形状をしているため、設備改造不要で簡単に設備に取り付けできます。

マイクロコニックシステムの特長

  1. 飛び越しチャックで今までにない加工レイアウトを実現可能
    最大直径4㎜の段差を飛び越して小径をクランプ可能。
    主軸側で効率的な加工ができなかった形状も、背面主軸にバランスよく割り振るレイアウトで生産効率と精度向上を実現可能。

  2. クランプ力調整から勘を排除、重切削から繊細なクランプまで自在に数値調整
    チャックのクランプ力を目盛を見ながら数値調整できる独自のレンチシステムを採用。
    作業者の熟練度によるバラつきを排除でき、作業標準化可能。サブスピンドルカバーを開けずに、コレットの前面から調整作業が可能なので段取り効率も向上。

  3. 独自機構でノーズコレット(首長)にも関わらず、強力なクランプ力を発揮
    クランプ部の直下でコレットを加圧する独自システムで、クランプ力が低下しやすくへたりやすいノーズレットでも安定して強力なクランプ力を発揮。

マイクロコニックシステムの導入方法

マイクロコニックシステムは主に下記の3つのパーツで構成されています。

  • マイクロコニックカートリッジ

  • マイクログラッドダイヤルレンチ(+付属の調整ドライバー)

  • マイクロコニックコレット

マイクロコニックコレットはφ0.15~φ10までのワークを精密クランプできるマイクロコニックレギュラーコレットと、最大直径4mmの段差を飛び越えてφ0.5~φ8.2のワークを精密クランプできるマイクロコニックオーバーグリップコレットの2種類があります。

マイクロコニックカートリッジは欧米の標準規格コレットと同形状となっているため、日本国内で使用されている設備に取り付けを行う際には欧米仕様のスリーブとスピンドルノーズキャップを併用する必要があります。(※各設備メーカから取り寄せ可能)

オーバーグリップコレットを使用する場合には、ワークの排出をスムーズにするためにマイクロガイド排出スリーブEGSをしようします。(※オーバーグリップコレット付属品)

カートリッジ、コレット、ダイヤルレンチ、排出スリーブ

マイクロコニックシステムの構造

マイクロコニックシステムは設備の油圧でマイクロコニックカートリッジを加圧しますが、この力をカートリッジ内部で変換してコレットを開閉しています。

コレットの開閉の微調整はカートリッジとコレットの間で行うため、設備側の油圧の力の強弱はコレットのクランプ力に直接影響しません。

設備側の加圧はコレットの開閉の切り替えのみを制御します。

コレットのクランプ力はマイクログラッドダイヤルレンチでの締め代で制御します。この締め代は目盛で数値管理できるようになっており、変形しやすい薄肉・極小パーツから、エンドミルの粗加工用クランプまで簡単に調整可能です。

基準位置から目盛を見ながら規定値までレンチを回すだけなので、作業者によるバラつきがなく、作業の標準化が可能です。

またカートリッジ内で加圧点をクランプ部の直下に変換しているので、ノーズタイプ(首長)コレットとしては強力なクランプ力を実現しています。

マイクロコニックカートリッジの一般的なノーズコレットの加圧点の違い

マイクロコニックシステムのアクセサリ

把握力調整ダイヤルレンチ

カートリッジにはコレットを取り付けて調整する為のダイヤルレンチが付属します。ダイヤルには0.02mm刻みでメモリがついており、ワーク径と同じサイズのピンゲージを使って把握力を精密に調整する事ができます。調整は機械が「クローズ」の状態で行われます。調整作業は記録できるので、後日の作業や他の機械でも再現性が高くなります。このシステムを導入することで、把握力の調整を勘や経験による感覚に頼る必要がなくなります。

マイクログラッドダイヤルレンチによるクランプ力調整

調整範囲と主な用途 ダイヤルレンチの調整
ベリーライト 肉の薄いワーク、極小径向け 0 – 0.02 mm 0 – .001”
ライト 仕上げ加工、端面加工、内径面取り等 0.02 – 0.06 mm .001 – .002”
モデレート 施削、内径加工、小径ドリル、小径ねじ加工等 0.04 – 0.08 mm .0015 – .003”
ヘビー 施削、ミリング、ドリル、ねじ加工、交差穴加工等 0.08 – 0.1 mm .003 – .004”
エクストリーム 大径ドリル、ブローチ加工、エンドミル粗加工 0.1+ mm .004”+

マイクロコニックシステムを活用したワーク加工

マイクロコニックシステムは欧州や北米で医療ドリルなどの加工においてスタンダードなツーリングとして採用されています。 シチズン・スター・ツガミ・野村DSなど日本製自動盤にも多く搭載されています。

医療用ドリルの加工事例

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