ドクターバイヤー ハイスピードデバリングツール(HSD)hsd
量産部品専用 交差穴バリ取りツール
ドクターバイヤー
ハイスピードデバリングツール(HSD)とは
バリ取りの改革
せっかく工程を改善して加工時間を短くしても、バリ取りに時間と人手をとられてしまう…そんな経験はありませんか?方法は色々あるけれども、決め手がなかなか無いバリ取り。 YAMADAはバリ取りの精度向上・自動化に役立つ専用ツールを取り扱っています。バリ取りにお困りの時は、是非ご相談ください。
軸穴から挿入し、複数の交差穴のバリをワンパスで除去できる画期的なツールです。クーラントやエアーでブレードの圧力を調整する新機構を使用しているので、2次バリなどのリスクも回避できます。
バイヤーハイスピードデバリングツール(HSD)は新しい原理を取り入れた交差穴用バリ取りツールです。 今までバリ取りに非常に時間がかかっていたモノ、例えば交差穴が沢山あるワークや交差穴が小さいワークのバリ取りなどはありませんでしたか?
HSDならば厄介なバリ取りも、高速回転かつワンパスで仕上げてしまうので驚異的な加工時間短縮が可能です。 マシニングセンタやNC旋盤に取り付けて使用するので、自動化による工程短縮・コスト削減が可能です 。
以下は、当社による「交差穴用高速バリ取り工具」に関する技術専門誌掲載論文です。ご参照くださいませ。
「機械と工具 06年8月号」ダウンロード(PDFファイル:529KB)
HSDの特長
簡単なのにモノ凄い
バイヤーハイスピードデバリングツール(HSD)は、軸穴に工具を正回転させながら挿入し、逆回転させながら抜き出します。 挿入時にまず先端部のプレデバリングカッタが粗いバリを落としていきます。
次にツール内部からクーラントまたはエアーを吹き出し、適正な圧力をかけながらカッティングブレードを押し出すことで交差穴から返っているバリを除去します。
除去したバリはクーラントやエアーの力で外部に排出します。 HSDはスプリング式と異なりブレードを押す力をコントロールしている為、軸穴表面に傷をつけません。
また大きな力をかけていないので二次バリやバリの返りなどの心配もありません。 交差穴と一口にいっても千差万別です。HSDは最適なバリ取りを実現するために受注生産の形をとっております。別項の注文方法も参照ください。
バイヤーデバリングシステム
- プレデバリングカッタ → 粗いバリを取る
- ブレード → 細かいバリを取る
先端カバーの凹部はブレードでの仕上げバリ取り前に大きなバリを落とすプレデバリングカッタです。
工具装着例
工具例とバリ取りの比較
バリ取り後の状態
工具の構造
- 工具主軸
- ブレード
- プレデバリングカッタ
- 媒体出口
- 遊び
- ピン
- 媒体通路
加工実績
ギアボックス、クランクシャフト、燃料噴射装置、ABSカバー、ロッカーシャフト、油圧のスプール、レーザー発信機のケース、その他自動車産業における加工部品など加工例
材料 | 回転数(rpm/min) | 送り(mm/rev) | 圧力(MPa) |
---|---|---|---|
アルミニウム | 1000-2000 | 0.244-0.608 | 0.4 |
炭素鋼(S15C) | 1000-2000 | 0.244-0.608 | 0.6-0.8 |
クロモリ鋼(SCM440) | 1000-2000 | 0.244-0.608 | 0.8 |
ステンレス(SUS304) | 800-2000 | 0.106-0.608 | 0.8-1.0 |
ご注文方法
交差穴と一口にいっても千差万別です。HSDは最適なバリ取りを実現するために受注生産の形をとっております。
ご注文の流れ
お問い合わせ検討製図・お見積再検討ご発注
使用に関する基本条件は以下の通りです。
- オイルホイールシステム付の加工機(マシニングセンタ・旋盤など)
- 正回転・逆回転の可能な加工機
- 被削材の軸穴に対して90度に近い形で交差穴が進入していること
- 被削材の交差穴が軸穴の同心上にあること
- 交差穴径1.0mm以上
- 軸穴の交差が0.2mm以内であること
- 同芯度が±0.05mm以内で設置できること※その他参考となる実績(あくまで参考なので、詳細はお問合せください)
- 材質:アルミニウム、銅、真鍮、炭素鋼、ステンレス鋼など
- 寸法: 最小径→Ø3.5mm
最大径→Ø25mm
最長→750mm
(これより大きいサイズも基本的に対応可能)
お問合せの際は下記のような情報をお教えください。
-
材質
-
軸穴の径
-
交差穴の径、位置、数
-
圧力媒体(水溶性切削液、切削油、エアー)
-
媒体の圧力(プログロム設定可能か、ある一定の圧力のみか)
-
ホルダの仕様(バリ取りツールの保持部)
※ 対象ワークの図面があれば検討が容易になります。
※ それぞれのケースによりこれ以外の情報が必要になる場合もあります。
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