ダイヤモンドバニシングツールdiamond burnishing

シンプルで小型のバニシングツール

ダイヤモンドバニシング

ダイヤモンドバニシングとは

バニシング加工とは金属製品の旋削加工後に残る微細な山形状(挽き目)を押し潰すことで面粗度を向上させる工法です。 ダイヤモンドバニシングは高硬度で摩耗に強い『単結晶ダイヤモンド』と加工に適切な圧力を保つスプリング機構を組み合わせたツールになります。

  • 対象設備

    汎用旋盤、CNC旋盤

  • 適用箇所

    外径/内径加工

  • 効果

    面粗度向上、研磨加工時間削減

  • 注意点

    除去加工ではなく塑性変形加工であること

【特徴】

旋盤内で切りくずを出さずに面粗度向上。
旋削後の挽き目の山部分に硬いダイヤモンドを押し当てて谷部に移行し、山高さを減らすことで、ワークの外径(内径)ストレート部分の面粗度向上を実現する工具です。 安心の日本製で、ダイヤは再研磨が可能です。

バニシングをご検討される際の注意点

バニシングをご検討される際には次の点に注意して下さい。

【研磨と異なります】

・研磨は除去加工で、バニシングは塑性変形加工です。

バニシングと研磨の違い

項目 研磨 バニシング
寸法変化 切り込み量によって調整可能 変形量は3-5μ程度
寸法修正、傷・錆の除去 切り込み量によって調整可能 傷やビビり、錆は除去できません
仕上げ面性状 旋削目から研削痕に変化 旋削目は残ります
組み合わせた場合の効果 研削時間の削減 傷やビビりの除去、寸法修正

バニシングバイトはもともと研磨加工時間の短縮用に前加工用工具として、開発されました。バニシングバイトを研磨の前加工として組み合わせることで、大きな相乗効果を発揮します。

研削(研磨)とバニシングのイメージ
  1. 形状修正はできません

    バニシングの変位領域は3~5μ程度です。形状(寸法・円筒度・平行度等)の修正には適しません。

  2. 厳密な鏡面仕上げには適しません

    バニシングで機械的な面粗度は向上しますが、加工面に塑性痕としてシマ状の模様が残ります。 外観仕上げ・光学的な用途で鏡面を得たい場合には必ず、研削やラップ・バフ等の工程を併用して仕上げを行う様にして下さい。

    バニシング加工前(上)とバニシング加工後(下)の比較写真

    【バニシング加工前(上)とバニシング加工後(下)の比較写真】

  3. 複雑形状には適しません

    ホルダに内蔵されたスプリングにより、先端のダイヤモンドに圧力をかけています。この構造により、加工中ダイヤモンドの先端は送りをかけるとバネの力で動いています。この為、テーパ部やR形状部に使用すると未加工部位が残ったり、傷をつけたりするので使用を推奨していません。ダイヤモンドの形状には個体差があり、任意の形に成型しようとすると現実的ではない価格の工具となってしまう為、あえて一定の形にしないようにしています。この為、キワや溝部分に適用することもできません。

    1. 面取りキワ
    2. 段付きキワ
    3. テーパー面
    4. 溝側面・底面
    5. 球体・R面
    6. R面取り箇所
    7. Oリング溝(R溝)
    8. 内径段付きキワ
    等の箇所への使用は不可となります。
  4. 旋盤でご使用下さい

    ダイヤモンドバニシングバイトは旋盤用のツールです。 マシニングセンタやボール盤でのご使用に関してはYAMASAローラーバニシングをご案内しております。

  5. 冷却メディアをご使用下さい

    加工時は必ずクーラントや冷却エア等で冷却を行なって下さい。 冷却を行なわない場合、ダイヤの著しい摩耗やクラックの発生に繋がる可能性があります。

ダイヤモンドバニシング商品ラインナップ

加工部位 ホルダ型式 対応サイズ目安
外径 QBA25-D φ10~
外径 QBA20-D φ10~
内径 SB6 φ8~φ15
内径 SB8 φ10~φ25
内径 SP15 φ25~φ55

外径用 バニシングツール QBAタイプ

シャンクは25×25、20×25の2種類から選べます。

加工部位 ホルダ型式 シャンクサイズ デモ機
外径 QBA25-D 25x25mm
外径 QBA20-D 20x25mm

内径用 バニシングツール SB6/SB8

型式 φD X L B A φC 加工範囲 デモ機
SB6 6 1 92.5 45 10 13 φ8~φ15
SB8 8 2 92.5 50 12 14.5 φ10~φ25

先端のダイヤモンドの拡大写真です。お求めやすい価格を維持する為、ダイヤの成型を必要最小限に留めているため、先端形状には個体差があります。

ダイヤモンドバニシングバイト BNNタイプ

ダイヤモンドバニシングバイトBNNタイプは、より多くの方にダイヤモンドバニシングをお試し頂く為に、すり割りでダイヤモンドに圧力を与えるようにバニシングツールの仕組みを簡素化した小ロット加工向けの廉価版工具です。

・被削材:HRC30以下の塑性変形する金属
・対応形状:外径部・端面部(中心部以外)・内径部(φ14以上)
・搭載設備:小型自動盤~中型タレット旋盤、汎用旋盤

デモ機で加工を試したい、バニシングツールを購入する前段階として継続テストを行いたいという場合に最適です。

ホルダ型式 WH L デモ機
BNN10R-A 10 100
BNN12R-A 12 100
BNN16R-A 16 120
BNN20R-A 20 140
BNN25R-A 25 160

*ホルダ型式は右勝手(下図の形状)、加工方向A(矢印の向きに工具送り)の場合の型式です。

ホルダ型式 L W シャンクの平取り デモ機
BNN-BO10B125L 125 8 2面取り
BNN-BO10B125L 150 10 2面取り
BNN-BO10B125L 150 14 4面取り
BNN-BO10B125L 180 18 4面取り
BNN-BO10B125L 200 23 4面取り

*ホルダ型式は右勝手(下図の形状)、加工方向B(矢印の向きに工具送り)の場合の型式です。

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